「アップルパイとワインを合わせるなんて…」と思っていませんか?
そう思っていた私が、騙されたと思って試してみた四つのペアリングをご紹介したいと思います。
シードル(やや甘口スパークリングワイン)
ブルターニュ産のリンゴで造った、熟したリンゴの芳醇な香りの「シードル・フェルミエ」。
アップルパイとやや甘口のシードルを合わせてみました。
リンゴはもちろん、パインやシナモンの香りも感じられる、
程よい甘さのシードルです。
黄金色がかった濃い麦藁色で、フィリングとの色合いもばっちり。
トロトロでクリーミーなフィリングには、よく冷えたシードルの
炭酸による爽やかな味わいがよく合います。
リースリング(やや甘口白ワイン)
ドイツ モーゼル トラーベン 桃のような優しい香りを持つと言われる「リースリング・
ホッホゲヴェックス」。
ドイツ定番のりんごのデザート、アプフェルシュトゥルーデル。
今回はラムレーズンとシナモンが効いた温かいアップルパイと、
タイタニック号で振舞われていたと言われるリースリングを
合わせてみました。
温かな煮リンゴと、とろとろの甘いカスタードクリームには、
よく冷えた白ワインの青りんごのような香りと程よい酸味が
よく合います。
天使のアスティ(甘口スパークリングワイン)
イタリア ピエモンテ マスカットの華やかな香りを持つと言われる「天使のアスティ」。
パイの中にりんごとカスタードクリームが入ったアップルパイと
爽やかな果実味のある天使のアスティを合わせてみました。
この天使のアスティは、マスカットの香りですが、青りんごや
オレンジの香りもあり、炭酸ガスによる爽やかな味わいが、
カスタードクリームの甘みを引き立てて、おいしく感じました。
ヴーヴレ(辛口白ワイン)
タルトタタン発祥の地であるフランス・ロワール地方の白ワイン「ヴーヴレ」。
アップルパイとヴーヴレの辛口を合わせてみました。
煮詰めたリンゴを連想させる香りのヴーヴレ。
淡い黄色が、あめ色のフィリングと色合いもばっちり。
焼きたてで甘いアップルパイだったので、
酸味豊かなヴーヴレがよりおいしく感じました。
今回は、ワインとアップルパイの四つのペアリングを試してみました。
検索すると、甘いものには甘口と、よく出てきますが、これと相反する爽やかな酸味のある
白ワインにもよく合います。
お手頃なワインとアップルパイのペアリングを、ご家庭でもお気軽にお楽しみいただけると
幸いです。
※「 ワインと料理のマリアージュ 」をペアリングの参考にさせていただきました。
※掲載した写真に写っているアップルパイは、「谷根千」の実店舗で購入した商品です。
・根津 パティスリー セレネー さんの しんじだいのアップルパイ
・谷中 マミーズ・アン・スリール 谷中店 さんの 大人のアップルパイ 紅玉のアップルパイ
・千駄木 アップルポケッツ さんの アップルポケット(紅玉)
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