ヨーロッパの伝統的なお菓子とその発祥地で生産されているワインを参考に、試してみた三つの
ペアリングをご紹介したいと思います。
マドレーヌ、フィナンシェ と ピノ・ノワールの白ワイン のペアリング
マドレーヌ、フィナンシェ発祥の地とされるロレーヌのヴァン・グリ。このワインの代わりに
選んだのがドイツ モーゼルのブラン・ド・ノワール「J.マイヤー・ピノ・ノワール・ブラン」。
チェリーの香りを持つピノ・ノワールの辛口白ワインに、
マドレーヌとフィナンシェを合わせてみました。
マドレーヌと合わせたとき、赤ワイン特有のアセロラのような
香りが立ってしまうことがありました。アーモンドの香ばしい
風味があるフィナンシェの方が合うのかなと思います。
ティラミスとアマローネのペアリング
ティラミス発祥の地とされるイタリア ヴェネト州のフルボティ赤ワイン「アマローネ」。
チョコレートを思わせるような苦味や焦げたような独特な苦味が
特徴のアマローネと、ほろ苦いココアパウダーで飾った
ティラミスを合わせてみました。アマローネの苦みがティラミスの
ココアパウダーと相まって、マスカルポーネとの相性も抜群。
アマローネのほろ苦さが長い余韻となって続きます。
バウムクーヘンとリースリングのペアリング
バウムクーヘン発祥の地とされるドイツのやや甘口白ワイン「リースリング」。
白桃のコンポートのような香りや甘みがあるリースリングと、
バターの風味を感じるバウムクーヘンを合わせてみました。
ワインの爽やかな酸味はバウムクーヘンの甘さをまろやかに
したあとにすっきりとした余韻を残します。
甘いバウムクーヘンには、白桃ような香りや甘みのある
リースリングがよく合います。
今回は、ワインと欧菓子の三つのペアリングを試してみました。
香ばしいカカオやアーモンド入りのお菓子には赤ワインやブラン・ド・ノワールがよく合います。
お手頃なワインと欧菓子のペアリングを、ご家庭でもお気軽にお楽しみいただけると幸いです。
※掲載した写真に写っているお菓子は、東京の実店舗で購入した商品です。
・谷中 マルグリート さんの マドレーヌ、フィナンシェ
・千駄木 ストレル さんの ティラミス
・上野 ユーハイム エキュート上野店 さんの 純正バターパウンドケーキ (バウムクーヘン)
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