「お寿司とワインを合わせるなんて…」と思っていませんか?
そう思っていた私が、騙されたと思って試してみた四つのペアリングをご紹介したいと思います。
えんがわの握り寿司とシャブリのペアリング
生牡蠣と相性が良い定番の白ワインと言えば、フランス・ブルゴーニュ地方の「シャブリ」。
えんがわの握り寿司と辛口のシャブリを合わせてみました。
少し塩を付けた淡泊な味わいのえんがわに、レモンを思わせる
余韻のシャブリは良く合いますね。
お寿司にお醤油を付けると、ワインの風味がなくなり、
せっかくのシャブリも台無しだわ。
真鯛の握り寿司とミュスカデ
レモンや白い花の香り、シュール・リー製法の白ワイン「ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ」。
真鯛の握り寿司と辛口のミュスカデを合わせてみました。
このミュスカデは、酸がはじける感じ、フルーティな
味わいで、旨みがじんわりと広がります。
お寿司をお塩でいただいたときは、シャブリのほうが合うと
思ったけど、お醤油はこっちの白ワインのほうがマシだわね。
しょうゆ/柚子胡椒づけの握り寿司と古酒赤ワインのペアリング
ブルゴーニュ 赤ワイン 1999年産 ピノ・ノワール「ブルゴーニュ コート・シャロネーズ」。
古酒赤ワインは、飲む前に空気に触れさせておきます。
しょうゆベースと柚子胡椒風味の2種類のづけ握り寿司には、
唐辛子や山椒が入った「黒薬味」をふりかけていただきました。
「黒薬味」の山椒が効いていて、お寿司はもちろん、
古酒赤ワインの方もすっきりしちゃって、おいしくなっている
ような気がしましたね。
ブリ、マグロの握り寿司とシャンパーニュのペアリング
がっしりした重厚感のある ピノ・ムニエ種主体のコク辛口「シャンパーニュ」。
鰤、鮪の握り寿司 と 白泡 コク辛口 の シャンパーニュ を
合わせてみました。
炭酸によるしっかりとした酸味の中にしっかりしたコクを
感じる味わいのシャンパーニュ。
これならお醤油をつけてもワインの風味も落ちないわね。
今回は、ワインとお寿司の四つのペアリングを試してみました。
お寿司にお醤油をつけたら、シャブリが水みたいになりました。塩のほうが合いますね。
しっかりとした濃い味つけのお寿司には、赤ワインが合うようです。
お手頃なワインとお寿司のペアリングを、ご家庭でもお気軽にお楽しみいただけると幸いです。
※「 ワインと料理のマリアージュ 」をペアリングの参考にさせていただきました。
※掲載した写真に写っているお寿司は、「谷根千」の実店舗で購入した商品です。
・千駄木 ちよだ鮨 千駄木店 さんの えんがわ、まだい、二種のづけ合わせ
・谷中 懐石 狩野川 さんの 鰤、本鮪 握り
コメント