「天ぷらとワインを合わせるなんて…」と思っていませんか?
そう思っていた私が、騙されたと思って試してみた五つのペアリングをご紹介したいと思います。
海老の天ぷらと爽やかなシャルドネのペアリング
樽の風味よりも果実味フレッシュな辛口白ワイン、「コトー・ブルギニョン・シャルドネ」。
白身魚の天ぷらやフライに合うと言われているシャルドネと、
海老の天ぷらを合わせてみました。
お寿司よりは合わせやすいのかな。天つゆをつけても大丈夫
そうだね。天ぷらを食べた後、脂っぽいお口を白ワインが
爽やかにしてくれます。
海老とイカの天ぷらと程よい酸味のあるシャルドネのペアリング
10ヶ月の樽熟成 パイナップルの余韻が残る辛口白ワイン「ブルゴーニュ・シャルドネ」。
コトー・ブルギニョンよりも刺激の少ない酸味のシャルドネと、
海老といかの天ぷらを合わせてみました。
樽の風味はそれほど強くなく、生臭さが引き立つこともない
ですね。天つゆをつけても、ワインからはしっかりとした酸味が
感じられ、お口の中がスッキリしますよ。
鮎、山菜の天ぷらとソーヴィニヨン・ブランのペアリング
ももの香りやミネラル感のある辛口白ワイン「ソーヴィニヨン・ブラン」。
柑橘系の爽やかな酸味のあるソーヴィニオン・ブランと、
鮎と山菜の天ぷらを合わせてみました。
ワインの酸味がしっかり効いているから、天ぷらの苦みが、
お口の中に残らなくて、美味しいわね。鮎と山菜のほのかな
苦みの楽しみは減っちゃいますよね。
天ぷらと赤ワインのペアリング
ミディアムボディの果実味の豊かな自然派赤ワイン「ブルゴーニュ・ピノ・ノワール V.V」。
カニカマ天、かき揚げとブルゴーニュ・ピノのペアリング
しっかりとしたタンニンや酸味のあるブルゴーニュ
ピノ・ノワールと、カニカマ天、かき揚げ、桜えびと筍の
ふんわり天を合わせてみました。赤ワインの主張が強く、天ぷら
素材の繊細な風味が落ちちゃいました。わざわざ天ぷらに
赤ワインを合わせることもないでしょう。
このワイン、甘辛い丼つゆにどっぷりくぐらせる江戸前天丼と
なら合うような気がするわね。
海老、キス、鶏の天丼とブルゴーニュ・ピノのペアリング
ということで、海老、キス、鶏の天丼と合わせみました。
赤ワインのタンニン由来の渋みが優しくなって、美味しいわ。
個人の好みや料理の具体的な味付けによっても異なる
かもしれません。
料理とワインの相性を楽しむためには、いくつかの組み合わせを
試してみることをおすすめします。
今回は、ワインと天ぷらの五つのペアリングを試してみました。
しっかりとした濃い味つけの天ぷらには、赤ワインが合うようですね。
お手頃なワインと天ぷらのペアリングを、ご家庭でもお気軽にお楽しみいただけると幸いです。
※「 ワインと料理のマリアージュ 」をペアリングの参考にさせていただきました。
※掲載した写真に写っている天ぷらは、「谷根千」の実店舗で購入した商品です。
・千駄木 サミット 千駄木店 さんの えびの天ぷら
・根津 赤札堂 根津店 さんの えび、いか の天ぷら
・谷中 懐石 狩野川 さんの 稚鮎、山菜 天ぷら
・根津 赤札堂 根津店 さんの 大きなカニカマ天、かき揚天、桜えびと筍のふんわり天
・谷中 懐石 狩野川 さんの 海老、キス、鶏の上天丼
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